ふたりでキャンプ

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「この際、気兼ねなく、二人でいくか?」

珍しく、どんぴゃりで意見が合った。

最近のキャンプはビギナーも連れて大所帯で行うことが多くて、準備にはいつも骨が折れる。

キャンプやカヤックに慣れてない人達の喜ぶ顔をみるのは嬉しいことだが、毎回ホスト側に回ることで、自然が遠くなっていく気がする。たまには無防備に自然の中に身を投じたいときもあるのだ。

 

兄弟二人のキャンプは、昼は暑さを避けてゴロ寝。
夕方涼しくなってから少しだけ海に出た。
わずかに釣れた魚を炭で塩焼きにして食べる。
それをツマミに思い出の曲を聞けば、燃え盛る焚き火につられて大合唱になった。

そんな気心知るもの同士だけキャンプは、ゆるい時間の流れる最高のキャンプとなった。