魚突き

秋の遠征

秋の乾いた風に乗った潮の匂いが鼻をくすぐる。前夜は、近くに釣りにきていた職場の先輩たちと焚き火を囲んだ。夜も更けて、日のそばで横になっているといつの間にか眠ってしまっていた。火も絶えたころ、寒さに目が覚めてシュラフにもぐり込む。6時半に目…