三度目の宮川

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宮川を訪れるのは三度目になる。

一度目は長ヶの発電所から頭首湖までの区間を、去年の春に漕いだ。
深いV字の渓谷を素晴らしい天気の中下ることができて、味をしめた僕らはさらにその夏、未踏だったさらに上流の三瀬谷ダムのたもとから、長ヶ発電所までを漕いだ。

これで宮川中流域の半分は繋いだことになる。

これより下流は、親水公園なども点在していて、人の気配が濃いものになってしまうから、自ずと意識は上流の方に向き、今回の進水は三瀬谷ダムのダム湖を遡上することになった。

大台ヶ原のたもと、宮川の最上流は次の楽しみにとっておいてある。
トレッキングも交えて深部までわけいるのは本当に楽しみだ。

三瀬谷ダム湖は予想通り、前日までの雨で濁っていたが、ちょっとした支流に入っていくと澄んだ水が流れている。

今夜の野営地はどこかの支流になるだろうと、春の風を浴びながらぼんやりとパドルを漕いでいた。

春の嵐の夜に

 

風が窓を叩いた夜。

アスファルトを打ち付ける雨の音をきいて、「これは春の雨だなぁと」感じた。

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初めてファルトボートを呼ばれる、折り畳み式のソロカヤックを購入した昨年。
だいたいの漕行が、二人、ないし三人で遊びにいくことから、タンデムなら組み立ても片付けも楽なんじゃないか?ということになって購入を決意。

そして、そのカヤックが今日届いた。
春を告げる、嵐の夜に、偶然にも新しいパドルが届き、昨年4月の素晴らしい宮川下りを思い出している。

初めての雪歩き

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さて、仕事をさぼって地元の低山へ。

 

ここんとこ色々とあって外への欲求が凄くて。

 標高が600mを越えたあたりから残雪がすごい。

アイゼン履く人に抜かされる。

 一方こちらは雪に足を食い込ませて。

 あるいは氷に足を滑らせながら、地面との繋がりを意識する山行。

 足裏に、氷一枚。

大地と繋がっている感覚が薄れ、フワフワする不思議。

落ちている枝をストック代わりに突いて、やっと繋がる身体と、地。

 

それでも春を思わせる陽気と、雪景色。

初めての見たヤマゲラ

 

冬山の入り口へ。立ったような気がする。

 

#山登り